フォールトトレラント

デュアルシステム:常時並列で運転して互いに監視し合い、他方が故障してもタスクを1台のみで引き受け、運用の続行が可能なシステムのこと。

 

フォルトトレラントシステム:必要なシステム構成すべてについて待機系を設置し、トラブル時にも、外部とのやりとりに何ら影響を及ぼさないようにした手厚い冗長化構成のことをいう。

 

高可用性とフォールトトレランスは密接に関係していますが、1つだけ大きな違いがあります。 ダウンタイムが非常に少ないのが高可用性システムであるのに対し、ダウンタイムがゼロになるように設計されているのがフォールトトレラントシステムです。

 

障害発生時、安全を優先してシステムを移行する設計思想。
制御し続けないかぎり作動部は停止方向に動作させるようになっている。
→ 制御部が故障したときの対応
e.g.
・電気ストーブ(倒れたら勝手に消える)
・踏切の遮断機(故障時は重力で下がる=踏切に立ち入れないようにする)

セーフ(safe):安全

6. フェールソフト(Fail Soft)
障害発生時、機能を縮小してでも稼働継続を優先する設計思想。
作動部が一部動作しなくてもなんとか制御続行可能にする。
→ 作動部が故障した時の対応
e.g.
・飛行機のエンジン(片方のエンジンが故障したら、もう片方のエンジンだけで飛べる)

ソフト(soft):柔軟な(?)
→ 「柔軟に対応する」?

7. フェールオーバー(Fail Over)
障害発生時、自動的に予備システムに切り替えること(機能)。
つまり、システムが冗長化されている必要がある。
具体的な機能の話。
フォールトトレラントのような考え方があって、フェールオーバーの仕組みが採用されているという関係性。多分。
e.g.
・記憶装置のミラーリング

☆ 人間が手動で切替え → スイッチオーバー

オーバー(over):超える
→ 「切替により超える」?