1 つは『ファイルストレージ』で、一般的には『NAS (Network Attached Storage)』と呼ばれています。
もう 1 つは『ブロックストレージ』で、これはさらに SAS ケーブル等の専用ケーブルでサーバと直結する 『DAS (Direct Attached Storage)』と、SAN (Storage Area Network) というネットワークでサーバと接続する『SAN ストレージ』の 2 つに分かれます。
これらの違いについて分からない場合は以下ページを参考にしてみて下さい。
【図解】ファイルストレージとブロックストレージの仕組みと違い ~接続方法やメリット/デメリット~
ファイルストレージとブロックストレージ ストレージは大きく分けて 2 種類ありま...
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2021.08.20
iSCSI は上記でいうところの『SANストレージ』との接続方式に該当します。
つまり、iSCSI とは SAN の一種です。
SAN の種類とメリット・デメリット
SAN とは『Fibre Channel (ファイバチャネル,略称FC)』や『FC over Ethernet (読み方:エフシーオーイー, 略称FCoE)』、『iSCSI (読み方:アイスカジー)』といったプロトコルを使って ブロックアクセスを行わせる、ストレージ専用ネットワークのことです。
そして SAN ストレージは、SAN を介してサーバと接続される、ブロックストレージの一種です。
FC/FCoE/iSCSI のいづれのプロトコルも SCSI コマンドをカプセル化するものですので、基本的には DASと同様のブロックアクセスを行います。
つまり、SAN ストレージはファイルシステムを理解せず、接続元であるサーバ OS がファイルシステムを理解した上で SAN ストレージに SCSI コマンドによるブロックレベルでのアクセスを行います。